樹脂粘土って知っていますか?
紙粘土や油粘土などの聞きなじみのある粘土と違って、乾燥するとプラスチックみたいに固くなり、ひび割れや破損も少ない粘土です。
乾燥前は、柔らかくて細かい造形がしやすいことから、ミニチュア作品を作るのに適しています。
樹脂粘土は色を付けたり、ニスを塗ったりすることで、本物そっくりのミニチュアを作ることも可能です。
twitterで「樹脂粘土」で検索するとたくさんの素敵な作品が出てきます。
#私の世界へご案内します
— misaki_miniature (@msk_miniature) February 11, 2023
樹脂粘土で作ったミニチュアスイーツです🍰#ミニチュア pic.twitter.com/PTYHcZXOdF
こんばんは
— シロップs+atelier 食べられないsweets shop (@Syrup4054) February 8, 2023
スイーツはコーンパフェに決まり
ちびっ子パーツも揃いました🎶
パーツが集まるとワクワクしてきます
乾燥を待って焼き菓子の着色を行います
楽しみにしてくださいね#ミニチュア #ミニチュアスイーツ#ベリー #フェイクスイーツ #フルーツ #fakesweets #clay #樹脂粘土 pic.twitter.com/4ZESNFUEW2
こんなリアルなミニチュア作品が粘土でできるんだね!!
でも、自分には難しそうだしどうやって始めたらいいか分からない……。
私もそう思っていたんだけど、関口真優さんの『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』に出会って挑戦してみることができたよ!
【気になる本】『関口真優のいちばん親切なミニチュアパンの教科書』関口真優https://t.co/tqRWf6tbea
— 丸善ジュンク堂書店劇場📚 (@junkudo_net) February 28, 2021
食パン、バゲット、カンパーニュといったシンプルなパンからメロンパン、クリームパンなどの菓子パンや総菜パンまで定番のパンを中心に樹脂粘土でつくるミニチュアパンを紹介。着色、成形、焼き… pic.twitter.com/PWxQ0jP2Sx
関口真優さんは、ミニチュアで沢山の作品を作っていて、著書も10冊以上出しています。
初心者のためにすごく丁寧に写真付きで樹脂粘土の始め方を説明してくれているので、全く樹脂粘土を触ったことのない私でも楽しく始めることができました。
今回の記事では、『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』がおすすめな理由と、樹脂粘土の始め方について紹介します。
実際に作ってみた作品も載せながら、初心者目線で樹脂粘土について紹介していくので、ぜひ読んでみてください。
関口真優さんについて
私が関口真優さんのことを初めて知ったのは、先ほど紹介した『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』との出会いでした。
その本に載っているミニチュア作品があまりに可愛くて素敵で、気になってどんな方なのかを調べてみました。
プロフィール
関口真優さんの関口真優オフィシャルWEBSITEのプロフィールを紹介します。
東京都出身
持つ喜びをコンセプトに上品で繊細なひとくちサイズのスイーツ作品を得意とし、2008 年、著作の出版をきっかけに、テレビ、雑誌等多くのメディアでスイーツデコレーション作家として紹介される。
その後、「パステルスイーツ 関口真優スイーツデコレーションスタジオ」を設立。
新たに指導者としての道を確立し、現在では海外にも講座を展開。グローバルにスイーツデコレーションの楽しさを発信している。最近では、様々な粘土作品にも意欲的に取り組み、さらに創作活動のフィールドを拡げている。
関口真優オフィシャルWEBSITE
様々なミニチュア作品を作るだけではなく、現在は講師としても活躍されています。
頻繁に行っているわけではありませんが、レッスンを受けることもできるみたいです♪
関口真優さんの著書・SNS
関口真優さんの著書は、樹脂粘土だけでも10冊ほど出版しています。
樹脂粘土以外では、UVレジンに関する本も出しています。
とにかくどの本も、関口真優が作った可愛いミニチュア作品を見ることができるので、ぜひ一度手に取って読んでほしいです♪
気になるSNS情報ですが、Twitterは関口 真優先生のお手伝いをしている方が更新していましたが、2年ほど前からほとんど更新されていません。
素敵な作品をSNSで見てみたい人は、関口真優さんのインスタグラムがおすすめです!
本を購入しなくても無料で可愛い作品をたくさん見ることができます!
また、関口真優さんのアカウントで、他の人からのタグ付けを見れば、関口真優さんの本を読んで実際に作ってみた人の投稿も見ることが可能なので、ぜひ覗いて見てください♪
インスタグラムだけではなくyoutubeもおすすめです!
『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』にも作り方が載っているメロンパンの作り方もyoutubeで見ることができます♪
樹脂粘土の作品ってどうやって作っているんだろう……と気になる方は、ぜひyoutubeで実際に作っている様子を見てみてください。
なんとなくイメージできると思います!
『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』のおすすめポイント
次に、様々な分野で活躍している関口真優さんが出版している『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』のおすすめポイントについて紹介します。
材料・手順が写真付きで丁寧に説明されている
題名通り、本当に丁寧で親切な本だなというのが、私の率直な感想です。
樹脂粘土初心者が困りそうなことが写真付きでとても分かりやすく書かれています。
- 樹脂粘土を始めるに必要な道具の紹介
- 樹脂粘土の扱い方・保存方法
- 樹脂粘土の計量の仕方
- 色の付け方(パンの焼き色の表現の仕方)
- パンの質感の出し方や、模様の描き方(その時使う道具)
上に挙げたように、初心者が迷う「どうやればいいんだろう……。」を全て丁寧に解説してくれています。
youtubeでも作り方の紹介はありますが、断片的で、初歩的な内容までは紹介されていませんでした。
どうやって始めたらいいか分からない人は、この本を読んで真似すればそれなりに作れるようになると思います。
この本では、メロンパンならメロンパンだけの作り方を、1~2ページに渡って説明しています。
どのようにドーム型にするのか・メロンパンの格子はどうやって表現するのか・粉砂糖は何で代用するのか……。
パンの種類ごとに計量・色の付け方・成形・模様の付け方・どの色を使うのか・仕上げを工程ごとに写真を付けて説明してくれています。
樹脂粘土を0から始める人にぴったりの本になっているのが、初心者におすすめなポイントです!
パンの作り方の種類が豊富
パン屋さんで見かけるおなじみの食パンやフランスパンやアンパンなどは、もちろんフルーツサンドや総菜パンの作り方まで載っています。
30種類以上のパンの作り方が載っているので、全部作れるようになれば、ほとんど知っているパンは作れるようになったことになります。
さらに、食パンの上に載せる具材や、フルーツサンドに挟むフルーツを変えるなど、アレンジ方法も沢山紹介されています。
インスタグラムやTwitterで見かける可愛いパンのほとんどがこの本1冊で作れるようになるかもしれません♪
見ているだけで癒される
関口真優さんの作品が好みな方は、本当に癒される本です……(笑)
他の本も集めて、眺めていたい可愛さが詰まっています。
また、本の最後の方にはミニチュアパンを飾るための小道具(カッティングボードやクラフトかごなど)の作り方も載っているので、自分の作ったミニチュアを飾ることもできます。
関口真優さんの可愛いミニチュアパンに癒されながら、楽しく樹脂粘土作りに励むことができますよ♪
樹脂粘土を始める前に
本を読んで、「樹脂粘土を始めよう!」と思ったら必要な道具を揃える準備をしましょう。
私が購入したものや、大体かかった金額をざっくり紹介します。
始める際の参考にしてください。
樹脂粘土はどこで買える?
「樹脂粘土の材料を買いに行こう!」と思い、手芸屋さんに足を運びました。
しかし、樹脂粘土を取り扱っていませんでした(泣)
私の近所では、東急ハンズが1番充実していました。
手芸屋さんでも取り扱っている店舗もありますが、店舗の規模によっては樹脂粘土がないところもあるので、事前に確認をしておくと安心です。
- 東急ハンズ
- LOFT
- 手芸屋
- ホームセンター
- 画材店
- 100円ショップ
確実に関口真優さんの本に載っている材料を手に入れるなら、店舗に足を運ぶよりもネットで購入することをおすすめします。
アクリル絵の具だけでも、111色あるので、その種類を取り扱っている店舗はかなり限られてしまいます。
パンの焼き色に合わせて、どの絵具が必要なのかも、本で紹介されているのでネットで確実に同じ色を手に入れることをおすすめします。
購入したものと金額
- 樹脂粘土
- アクリル絵の具
- 絵具パレット
- アクリル絵の具用の筆
- 粘土べら
- カラースケール(粘土の計量用)
- 粘土ニス
- 接着剤
大体5,000円ぐらいです。
ですが、本に載っている必要な道具や材料はまだまだ集めきれていないので、全部きちんと揃えようと思うと、1万円はかかりそうです。
樹脂粘土って始めるのにお金がかかるんだね!
アクリル絵の具が1本300円以上しました!たしかに初期費用は、思ったよりもかかりました……。
初期費用はかかりますが、試しに初めて樹脂粘土で作品を作ってみたところ、ミニチュアなので絵の具も粘土もほんの少ししか使いませんでした。
なので、一度揃えれば長く使えるので、長期的に見るとそこまでお金はかからないかもしれません。
実際に本を参考に樹脂粘土を作ってみた
最後に、私が実際に作ってみて感じたことについて紹介します。
作ってみた樹脂粘土パンを動物の置物と写真で撮ってみました♪
形が悪いのもありますが、本の説明通り真似してみると、パンっぽくなりました。
まずは、樹脂粘土を始める準備について見ていきましょう!
樹脂粘土を始める準備
材料さえそろえば、割とサクッと準備して始められました。
▼始める前の準備▼
- 粘土を使う量だけちぎる。
- 絵の具をパレットに入れる。
- 必要な道具にほこりがついていないか確認する。
上に書きましたが、「樹脂粘土を始めよう!」と思ってから始めるまでに準備時間10分ぐらいで済みます。
樹脂粘土の楽しさ
久々に触る粘土の感触がとっても気持ちよくてびっくりしました♪
また、粘土をこねたり、形を整えたりしていく過程が本当に小さなパン作りをしているみたいで楽しかったです。
何より、形を整えて、色を塗って、ニスを重ねていくうちに、どんどん本物のパンに近づいていく過程がたまらなく嬉しい!
ぜひ、実際に粘土を触って、ミニチュアパン作りの楽しさを体感してくださいね♪
樹脂粘土の難しさ
ミニチュアパン作りはとても楽しいですが、一方で、難しい部分もたくさんありました。
実際に作ってみて私が感じた樹脂粘土の難しさを紹介します。
①乾燥する前までに成形を終わらせる
樹脂粘土は、柔らかくて扱いやすい粘土なのですが、乾燥し始めると、パンの成形をすることができなくなります。
本の説明どおり、色を混ぜたり、粘土を伸ばしたり、こねたりを繰り返してるうちに……
「あれ?粘土がもう固まってきてる?」ということに気付きました(笑)
最初は、説明通りの形にするのが難しくてついついやり直したり、のんびり成形したりしがちですが、粘土の乾燥は思ったよりも速いので、成形まではスピード勝負なことが分かりました。
②とにかく作業が細かい
ミニチュアパンの出来上がりは、指の上に乗っかる大きさなので、小さくて可愛いです。
ですが、そのサイズでミニチュアパンを作るということは、とてもこまかい作業をしなければならないということなんですよね……。
説明は詳しくて分かりやすいのですが、その通り自分が作れるかは器用さも関係してくるので……思い通りの形を作るのがとても難しかったです。
まとめ
いかがでしたか?
樹脂粘土はあまり身近ではありませんが、自分の手で本物そっくりのミニチュアパンを作れるので、とても楽しいです。
また、準備して取り掛かるまであまり時間がかからないので、お家で過ごす隙間時間に楽しめるところもおすすめポイントです。
今回紹介した関口真優さんの本『いちばん親切なミニチュアパンの教科書』は、可愛い作品がたくさん載っているすてきな本なので、ぜひ手に取って読んでみてくださいね♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。