アイシングクッキーは、プレゼントや記念日などの特別な日のお菓子にぴったりですね。
できれば自分で作ってみたい!なんて考えている人もいるのではないでしょうか。
アイシングクッキーについてネットで検索してみると
『初心者でも簡単!アイシングクッキー』や『アイシングクッキーの教室やっています』などがでてきます。
初心者でもできるのか、教室とか行かなきゃできないのかどうなんだろう……。
やっぱり作るのは難しいのかなと思いつつ、ネットでアイシングクッキーのスターターセットを購入して挑戦してみました!
実際に作ってみて、アイシングクッキーはそこまでクオリティを求めなければ初心者でも作れることが分かりました。
ただ、難しいところや、練習が必要なところはたくさんあったので、これからアイシングクッキーに挑戦してみたい人のために、私がアイシングクッキーを作る過程を細かく紹介する記事にしました。
お店みたいなクオリティは練習や教室通いが必要だと思いますが、自宅でも十分挑戦できるので、ぜひこの記事を最後まで読んで、挑戦してみてくださいね♪
アイシングクッキーって何?
アイシンクッキーとは、『アイシングクリーム(粉砂糖と卵白を混ぜて作る)』で、クッキーの表面をデコレーションしたものです。
アイシングクリームは、着色料を混ぜることによって、カラフルでお絵描きをするように、クッキーをデコレーションすることができます。
そのため、普通のクッキーよりもアレンジしやすく、様々な模様や文字入れも表現できるところが魅力です。
完全初心者でもアイシンクッキー作りは可能?
結論から言うと可能です!
ただ、アイシングクッキーは難易度が高めのお菓子作りです。
初心者が挑戦する時に、注意すべき点が2つあります。
アイシングクッキー作りには3日かかる
基本的なお菓子作りは1日で完成しますが、アイシングクッキーは3日程度かかります。
なぜ、3日かかるのかというと、アイシングを乾燥させる時間を取らなければいけないためです。
具体的にアイシングクッキー作りのスケジュール例を紹介します。
- 1日目・・・アイシングクッキー用のクッキー作り
- 2日目・・・アイシングクッキーの土台作り
- 3日目・・・細かい模様をつける
細かい工程は後ほど説明しますが、上記のように大体3日かけて作ると余裕をもって作ることができます。
早く作りたい人は、クッキー作りの日とアイシングクッキーの土台作りの日を一緒にすることもできます。
イメージ通りのアイシングクッキーを作るのは練習が必要
インスタの投稿やお店で売られているアイシングクッキーにあこがれて作ってみましたが、できあがったクッキーは、私のイメージしていたものとはかけ離れた出来栄えでした……。
もう少しうまくできると思ったのですが……なかなか難しかったです!
やはり、アイシングクッキーの教室が開かれているだけあって、初心者がイメージ通りのクッキーを作れるようになるには、練習を重ねる必要がありそうです。
まず、1回作ってみて自分がどのぐらい作れるのかを知ったうえで、練習を重ねて少しずつ理想に近づけていくことが大事ですね。
器用な人だと、意外と簡単に作れるかもしれません♪
アイシングクッキーの材料・道具
さて、実際に作る前に材料や必要なものをそろえましょう!
クッキーとアイシングクッキーで必要な基本的な材料や道具を紹介します。
クッキー作りに必要な材料・道具
まずは、クッキーに必要な材料です。
- 小麦粉
- 砂糖
- 無塩バター
- 卵
ケーキや焼き菓子をよく作る人なら冷蔵庫の中に揃っているかもしれないですね。
ほとんどのクッキーはこの材料さえあれば作れます。
クッキーの色を変えたい場合は、ココアパウダーや抹茶パウダーなどもあると、アレンジの幅が広がります。
次に、クッキー作りに必要なものです。
- ボウル
- へら
- クッキー型
- 綿棒
- クッキングシート
クッキー型・綿棒・クッキングシートは、クッキー作りに欠かせない道具です。
一度購入すれば、長く使えるので、ぜひ購入しておいてくださいね♪
クッキー型は、100円ショップでも買えます!気に入ったのがあれば、安くゲットできるかもしれません。
アイシングクッキーに必要な材料・道具
アイシングクッキーを始めて作る時には、専用の材料や道具をそろえる必要があります。
私は、楽天でアイシングクッキーのスターターセットを購入しました!
今から紹介する材料・道具がない人は、セットで購入するのがおすすめです♪
▼実際に購入したスターターセットの中身がこちら▼
- 粉糖
- 乾燥卵白(メレンゲパウダー)
- アイシングカラー
- パレットナイフ
- OPPシート
- マスキングテープ
- ピンセット
上記の7点がスターターセットに入っていました。
色々アイシングクッキーの作り方を調べてみましたが、この7点さえあれば基本的なアイシングクッキーは作ることができます。
お菓子作りをよくする人で、お家にいくつか揃っているのであれば、足りない物を購入するので十分です。
私みたいに、家に必要な材料や道具がそろっていない人は、スターターセットを購入しておくと安心です!
かなりたくさんそろえなきゃいけないね><
アイシングクッキーは、割とお金がかかるのかな?
最初に必要なものをそろえてしまえば、粉糖と乾燥卵白以外はほとんどお金がかからないよ!
意外とお金をかけずに楽しめます♪
粉糖1kg買っても1000円しないで、100枚近くのアイシングクッキーを作ることができます!
アイシングカラーは、つまようじ一滴でもかなり色がつくので、長く使えます♪
なので、たくさん練習をしてもあまりお金がかからないので、おうち時間の趣味にぴったりです。
さて、それでは早速アイシングクッキーに必要のものの説明をしていきます。
粉糖
粉糖は、アイシングクッキー作りに必要不可欠な材料です。
スターターセットに入ってる粉糖は、オリゴ糖配合で、サラサラでダマができにくくなっています。
実際に使ってみて、とても滑らかなロイヤルアイシングができました♪
粉糖約150gでクッキー10~15枚程度のロイヤルアイシングが作ることができます!
小さめのクッキーなら20枚ぐらい作れます。
乾燥卵白(メレンゲパウダー)
こちらも粉糖と同じくアイシングクッキー作りに必要です。
生の卵白でも代用できます!
ただ、生の卵白で作ると少し黄ばみが出る可能性があります。
乾燥卵白は、保存もできて衛生的なので、粉糖と合わせて用意するとロイヤルアイシングがすぐに作ることができます。
乾燥卵白は、大さじ1でクッキー10~15枚作れます。
100gあれば、長く使えそうですね!
アイシングカラー
出来上がったロイヤルアイシングに着色するアイシングカラーです。
ジェル状になっていて、少量でも鮮やかに着色できます。
アイシングが乾いてからも長時間鮮やかな色を保つことができます。
ちなみに、このスターターセットでは、アイシングクッキーでよく使われる黒色が入っていません。
動物やキャラクターの目や輪郭などに大活躍するので、単品で買い足しておくと安心です。
パレットナイフ
粉糖と卵白を混ぜて作ったロイヤルアイシングをすくったり、なめらかな状態になるまで練ったりする時に使います。
パレットナイフは、おうちに似たような物があれば代用可能です!
OPPシート
アイシングクッキーの輪郭や細かい模様、文字を描く時に使うコロネを作るのに、OPPシートが必要です。
色を変えるごとにコロネは必要なので沢山作らなければなりません。
このシートは透明で中に入れたロイヤルアイシングの色が何色か一目で分かるので、紙のシートより使いやすいです。
マスキングテープ
マスキングテープも、コロネを作る際に使います。
先ほどのOPPシートを丸めて、このマスキングテープで止めてコロネを作ります。
ピンセット
アイシングクッキーに、アラザンやシュガーペーストで作ったパーツを付けるのに活躍するピンセットです。
シュガーペーストを付けると更にアイシングクッキーがすてきになりますが、今回は難しかったので作りませんでした!
ピンセットは、アイシングクッキー作りに慣れてきてから使う機会が増えるかもしれません。
実際にアイシングクッキーを作ろう
それでは、実際にアイシングクッキーを作る過程を細かく紹介します。
初めてやってみて、失敗してしまったところや難しかったところを写真付きで説明していきます。
アイシングクッキーの基本的な作り方は、楽天で購入したスターターセットのサイトに載っているのを参考にしました。
写真付きで分かりやすいので、ぜひこちらも合わせて参考にしてください。
クッキーを作る
まず始めに、クッキー作りです。
クッキー生地は、アイシングに適したレシピを選ぶのをおすすめします。
今回私は、型抜きクッキーで作り慣れているレシピで作りました。
アイシングクッキー用のレシピはお砂糖ひかえめにしているのが多いです。
普通のクッキーのレシピで作る時は、砂糖の量を調整して作りましょう。
今回はクリスマスが近いのでクリスマスのサンタやジンジャーマン型で焼いてみました!
▼焼く前▼
▼焼いた後▼
周りがほんのり茶色になるぐらいがちょうどいい焼き色です。
クッキーの厚さが均一でないと、焼き加減にむらができてしまいます。
薄く作りすぎたのは、少し焦げてしまいました><
ロイヤルアイシングを作る
さて、いよいよクッキーに塗るロイヤルアイシングを作っていきます。
使うのは、粉糖と卵白パウダーです。
粉糖と卵白パウダーは計量して、ふるいにかけておいてください。
▼ふるいにかけた粉糖と卵白パウダー▼
ここに、水をほんの少しずつ入れていきます。
水を入れるとこんなにかさが減ります!
粉っぽさがなくなるまで、練りこんでください。
ロイヤルアイシングは乾燥に弱いので、使わない分は、密閉できる容器に入れて、ラップを密着させてふたをします。
冷蔵庫で保管すれば1週間程度日持ちします。
ちなみに、ロイヤルアイシングを練りこむのが足りなかったり、水が多すぎたりすると……
写真のように乾いた時にむらができてしまします。
塗っている時は、きれいなピンク色が均一に塗れているように見えたのですが、乾いてみると変な模様みたいになってしましました><
さらさら~っとしたロイヤルアイシングだと、塗りやすいなと思って多めに水を入れてしまったのが、私の失敗の原因です。
上の写真は、スターターセットに入っていたロイヤルアイシングの固さの基準です。
ライン用とベース用の固さはこの写真の説明を参考につくってください。
ロイヤルアイシングで色をつける時は、つまようじで少しずつ加えてよく練りこみます。
これは、ピンク色の着色をしているところです。
淡いパステルカラーを作る場合には、ほんの少しの着色で可愛い色が作れちゃいます♪
ですが、原色に近いしっかりとした色を出すには、多めの着色が必要になるので、少しずつ量をふやしながら色をつくってみてください。
コロネを作る
コロネは、線やベースを描く際に使う、ロイヤルアイシングを入れて包んだものです。
これは私が実際に作ってみたコロネです。
左がベース用のコロネで、右がライン用のコロネです。
正直な感想ですが……思ったより難しかったです><
コロネは、色の数だけ必要になります。
なので、あらかじめ沢山作っておくと、作業効率が上がります!
ちなみにコロネ作りに失敗すると……
こんな感じであふれてしまいます(笑)
私は、ロイヤルアイシングを練った後にコロネを作りましたが、事前に時間をかけてコロネ作りだけしておくと安心してアイシングクッキー作りができすのでおすすめです。
アイシングをクッキーに塗る
さて、いよいよ作ったロイヤルアイシングをクッキーに塗っていきます。
この作業が、個人的に1番難しかったです……。
①ふちどりをする。
画像のように、ライン用のロイヤルアイシングをクッキーのふちに沿わせて線を描いていきます。
見て分かるようにがったがたですね(笑)
難しかった点は、ライン用のロイヤルアイシングを丁度いい固さにすることと、線をまっすぐ引くことです。
きれいなラインを描けるようになるには、もう少し練習が必要そうです!
②ふちどりしたクッキーに、ベース用のロイヤルアイシングを塗る。
先ほどふちどりしたクッキーと同じ色のベース用に、少し柔らかく作ったロイヤルアイシングをコロネに入れて均一になるように流し込みます。
気泡ができてしまった場合は、つまようじでつんつんすると消えます。
ベースを入れたクッキーは乾燥するのに時間がかかるので、乾燥するまで絶対に触らないように置いておきましょう。
③完全に乾いたら、仕上げをする。
ベースが完全に乾くには、最低でも6時間以上置いておく必要があります。
時間に余裕がある人は、一晩寝かせて次の日に仕上げをすると、確実に乾いているので安心です。
仕上げをする際は、ライン用のロイヤルアイシングの固さと同じぐらいの少し固めのアイシングをコロネに入れます。
模様や、キャラクターの顔を描いていきます。
いきなりベースに塗らないで、硬さや色を確認してから、慎重に仕上げをしてください♪
乾燥させて完成!
仕上げが終わった後も、触らないように気をつけて、しっかり乾燥させます。
今回私が、初めて作ったアイシングクッキーの写真です。
この写真に写っていないクッキーは、全部失敗してしまいました……。
でも、何枚かは、一応アイシングクッキーっぽく出来上がってよかったです。
まとめ
上の写真は、『おかしのこびと』さんで購入したアイシングクッキーです。
本当に可愛くてすてきですね。
今回は、私が初めてアイシングクッキーを作った体験レポを写真付きで紹介しました。
イメージ通りのアイシングクッキーを作るのには、まだまだ練習を重ねる必要がありますが、初心者でもある程度のクオリティなら作れることが分かりました。
アイシングクッキーは、意外とお金がかからずに挑戦できるので、ぜひ興味がある人は作ってみてくださいね♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。