タイトルの「子育て中に運転免許取得ができるかどうか」ですが、結論から言えば、できます!
でも、できると言われても、お金もかかるしほんとに取得できるか不安……。
という不安な気持ちになりますよね。
そんな皆さんの不安を解消できるように、私が教習所に申し込む前に知りたかったこと全てを今回の記事にしました。
子育て中に免許取得するのは、十分可能ですし、教習所に通うことは子育てのリフレッシュにもなるのでおすすめです!
ただ、無事に免許取得できた私ですが、子どもの体調不良が理由で思うように教習が進められず、もともと考えていた免許の取得日よりもはるかに時間がかかってしまいました。
子どもがいるとなかなかスケジュール通りにいかないこともありますよね。
皆さんには期限に追われながら焦って教習を進めてほしくないので、子育てしながら無理なく免許を取得できる方法を、私の失敗を踏まえて徹底的に解説します。
- 子育てしながら免許取得を考えている
- 育休中に免許取得を考えている
- 現在妊娠中で、出産したら免許取得を考えている
運転免許を取得できれば、電車で人目を気にしたり、雨の中駅まで子どもを連れて歩いたりしなくてよくなります。
1人でも多くの人が免許取得に前向きになれたら嬉しいです。
免許取得までの基本情報
まず、おおまかな教習所の仕組み・免許取得までの流れについてざっくり説明します。
どの教習所でも料金や、教習の受講の流れは変わりません。
教習所によって違いはあるので、詳しくは申し込みを考えている教習所のホームページを確認してくださいね。
①免許の種類(普通自動車)
車の免許と言っても、(普通免許・準中型免許・大型免許……)多くの種類があります。
今回取得を目指すのは、一般的な普通自動車や軽自動車が運転できる免許なので、普通自動車免許です。
普通免許の中でもAT(オートマ)車のみが運転できるAT限定免許と、AT/MT両方運転できるMT(マニュアル)免許に分かれます。
日本国内で製造・販売されている車種のほとんどはAT車で、MT車が選択できる車種は限られているので、基本はAT車の免許取得で大丈夫です♪
自家用車がMT車だったり、将来MT車を運転する可能性がある人は、MT車の免許を取得する必要があるので確認してくださいね!
教習所によっては、最初にMT車で申し込んで途中からAT車限定に変更することができるところもあるみたいです!
②免許取得の費用相場
気になるお値段ですが、AT車限定では26~27万円程度が相場です。MT車の教習についてはAT車よりも数万円割高になり、28~29万円程度です。
私が通っていた教習所は、オプション無しAT車限定で税込み30万円かかりました(汗)
時期によってお得なキャンペーンをやっている場合や、都道府県によっても金額は変わってくるので、迷っている教習所の値段は事前に確認しておくと安心です。
30万円を一括で払えないかもしれない……
そんな不安がある方もいると思います。
分割払いを可能としている教習所もありますし、運転免許ローンを組む選択肢もあります。
③免許取得の期日
最初の学科教習を受けた日から9カ月以内が教習の有効期限になります。
免許取得のために、学科教習と技能教習を受けます。どの教習所でも、学科教習26時限、技能教習34時限(AT車は31時限)の受講が必須です。
卒業までにかかる日数は人によって差がありますが、2ヵ月~3ヵ月程度です。
意外と有効期限が長くて安心♪
私もそう思ってたんだけど、子どもの体調不良と、予約がうまく入らなくて半年以上かかってしまったよ(汗)
2~3カ月でとれると聞くと焦らず取れる気がしますが、子育てしながらではなかなか予定通りいかないことも多いです。
特に育休中に免許取得を考えている方は、仕事復帰直前に教習を詰め込む……なんてことにならないように、遅くても半年は前から教習スタートすることをおすすめします。
次に、子育て中に免許を取得するメリットを紹介します。
ただでさえ子育てで毎日忙しくて大変なのにメリットなんてあるの?
私もそう思ってたんだけど、教習を開始してたくさんメリットがあることに気付いたよ!
個人的な感想になってしまいますが、始める前に考えていた心配よりも、免許取得を目指している期間はとても充実していました。
人によって感じ方は違うので、あくまで一意見として参考にしてください。
①比較的予約が取りやすい平日の日中に通える
教習所が混む時間は、会社や学校が終わった後の夕方以降の時間か、土日祝です。
子育てをしながら、託児所に預けて教習所に通う場合は、基本的に平日の日中になるので、比較的予約が取りやすいです。
また、通勤ラッシュ・帰宅ラッシュを避けられるので、路上教習も落ち着いて取り組むことができます。
予約が取れずに教習の間隔が空いてしまうと、運転の感覚が鈍ってしまいがちです。
できれば、教習と教習との間隔が短くなる、予約が取りやすい時間帯を狙えると効率よく免許を取得することができますよ♪
②子育てのリフレッシュになる
これは人によるとは思いますが、私は教習所に通うことで、子育てのリフレッシュになりました。
娘と離れて自分のために時間を費やすことは、娘が産まれてからほとんどなかったので、教習所に通うことはとても新鮮でした。
子育てしてると、自分のことより子どものことになりますよね!
久々に初対面の人と会話を楽しんだり、自分のために時間を使ったりすることができてとても楽しかったです♪
教習所に通うことで、生活にメリハリができて、娘との時間も前よりもっと大切に過ごすことができるようになりました。
③子どもの新たな一面を見ることができる
私は、託児所に預けて教習所に通っていたのですが、娘を家族以外の誰かに預けることは初めてでした。
預ける前は不安でいっぱいでしたが、託児所の先生がとても優しくて娘もすぐに託児所になじめました。
毎回、託児所での娘の様子を『今日の様子』としてノートに記入してくださったので、それを読むのが楽しかったです♪
「お友達と一緒に、ボールで遊んでいました。」
「お友達がご飯を食べているのをじっと見ていました。」
というように、毎回の様子を伝えてくれるので、娘の新たな一面を知ることができました。
毎日の教習は、大体1~2時間の短時間なので、保育園の入園を考えている方は、短時間でできるお試しという感じでも利用できるかなと思いました。
教習所選びの4つの確認項目
子育てしながらの免許取得で1番大事なのは教習所選びです。
教習所は基本料金の差は高くても5万円前後(※合宿を除く)とそこまで大差ありませんが、教習所の特徴は様々です。
単に家から近いという理由で選んでしまうのではなく、事前に気になる教習所の特徴を調べて1番気に入ったところを選びましょう。
その際に確認しておくと安心して教習を進められるチェックリストを、実体験に基づいて優先順位の高いものから紹介していきます。
①託児所があるかどうか
教習所選びで私が最も重要視したのは、託児所があるかどうかです。
教習のペースにもよりますが、週に2~3度通うことも多くあります。
その頻度で預けられる環境が整っている方は確認する必要はありません。
ですが、預け先がないという方は、託児所付きという条件が必須です。
託児所付きの多くは、利用しない他の教習生と同様に追加料金なしで保育士さんに預けられるので安心して教習に取り組むことができます。
ただ、中には対象年齢(例 生後半年以降を対象とする)を設けている託児所もあるので、自分の子どもを受け入れてもらえるかどうかは事前に確認が必要です。
近くの教習所を調べてみたけど託児所付きの教習所がなかった・・・
必ずしも託児所付きが近くにあるわけじゃないよね・・・
でも託児所なしでも可能な方法もあるよ。
託児所付きの教習所がないことを理由に諦めるのは悔しいですよね。
そんな方のために託児所なしでも教習が可能な方法を紹介します。
- 子供と一緒に参加できる免許合宿で取得する。
- 一時保育を利用(料金はかかりますが、リフレッシュを理由で預けることも可能なので、免許取得を理由に預けることができます。短時間だと料金が安くなるケースが多いです。)
②学科がオンラインで受けられるかどうか
学科をオンラインで受けられる教習所が増えています。
20時間以上ある学科を教習所に通いながら進めるより、自宅で子どもが寝ている時にも取り組めるオンラインで進められる方が効率よく学科をこなすことができます。
子供を連れて教習所に行くのは大変なのでできる限り回数を減らせると助かりますよね。
ぜひ教習所選びの際にオンラインで学科受講が可能かどうかを確認してみてください。
③通いやすさ
学科をオンラインで受けられる教習所を選んだとしても、技能教習は最低でも31時間必要です。
1日に受けられる技能教習は多くても2~3時間までと設定している教習所が大多数を占めます。
そのため、免許取得までの期間は教習所に通い続けなければならないので通いやすいに越したことはありません。
少し家から離れていても無料送迎バスで通いやすい教習所もあるので無理なく通える教習所を選べるといいですね。
ちなみに私は託児所に預けるために少し遠い教習所を選択してしまったので、毎回交通費と時間がかかって大変でした・・・
④予約のキャンセルはいつまで可能か
そこまで重要視する項目ではありませんが、子どもが突然体調不良になって教習所の予約をキャンセルする場合が想定されるため、事前に確認しておくと安心です。
- 無料キャンセル料金はいつまでか
- キャンセル料金はいくらか
①無料キャンセル料金はいつまでか
教習所の予約をキャンセルする場合、ほとんどの教習所では、早めに連絡すればキャンセル料金を取られることはありません。
ですが、予約時間の直前にキャンセルをすると基本的にキャンセル料金がかかります。
教習所によっては2日前までなら無料としているところもあれば、当日の何時間前までなら無料としているとこもあり、様々です。
私が通っていた教習所は1日前までだったので、前日に判断できて予約キャンセルがしやすかったです。
できることならなるべく無料キャンセルが直前まで可能な教習所にしておくと、突然のキャンセルも安心です。
②キャンセル料金はいくらか
キャンセル料金も教習所によってかなり変わってきます。
いくらかかるのかも事前に確認しておくと安心です。
相場は2000円程度ですが、中には5000円かかったり、無断欠席だと100%の料金がかかるところもあります。
教習所自体30万円程度かかるので、なるべくキャンセル料も高額にならないところを選べるといいですね。
体調を崩しやすいお子さんで、直前にキャンセルが想定される場合、キャンセル料無料のオプションをつけられる教習所もあるので確認してみてくださいね。
失敗しないオプションの選び方
基本料金にプラスして料金を払って申し込む追加オプションが存在する教習所が多くあります。
教習所によって種類は異なりますが、オプションを追加すると、予約が取りやすくなったり、技能教習・検定の追加料金が不必要になったりします。
私は、このオプション選択に失敗して教習期間が半年以上かかってしまいました……。
皆さんには、私のように失敗しないでほしいので、私が考えるおすすめのオプションの選び方を2つ紹介します!
①予約プランはケチらない
基本料金だけでも30万円ぐらいかかるのに……。
私もなるべくお金をかけたくなかったから、基本料金のみにしたんだけど、ほんとに予約が取れなくて大変だったよ。
平日の日中なら基本的に教習を入れられるから、予約の取りやすいオプションは付けずに教習をスタートしました。
しかし、私が通っていた教習所では、基本料金だと予約が優先されず、混みあっている時は1カ月に3時間しか技能教習が受けられない……なんてこともありました。
仮免許を取得するまでに、なんと4カ月以上もかかってしまい、このままのペースだと免許取得が少し怪しくなってきたため、結局途中から予約が取りやすいプランに変更しました。
途中からオプションを追加しても、料金は最初からオプションを付けている人と変わらないから、最初からケチらなければよかったです。
教習所が空いている4~6月、10~11月から教習をスタートする人や、家族に子どもを預けられて土日祝も教習可能な人は基本料金でも大丈夫かもしれませんが、以下の人はオプションをつけると安心です。
- 教習所が混む2~3月・8~9月を中心に教習を考えている人
- 育休中・または短期間で免許を取得したい人
- なんとなく車の運転に不安な人
教習所によって種類は様々なので、事前によく確認をして、自分に合ったコースを申し込んでみてくださいね。
ちなみに、私の通っていた教習所では、プラス10万円払うと、『予約優先!当日キャンセル無料!当日技能予約可能!』というVIPなオプションもありました(笑)
②運転に不安があれば、安心パックにする
基本的に、技能教習で心配なところをもう一度受けることや、検定に不合格にになった際に再受験すると、お金が発生します。
しかし、あらかじめ追加オプションで追加の技能・検定にお金が発生しないプランを選択することができます。
全てストレートに進めることができれば、このオプションはいりません。
しかし、人によっては、技能教習でつまずいてしまい、再受講をたくさんすることもあります。
こればかりは、運転してみないと自分の運転技能について判断できませんが、
「なんとなく心配だな……。」
という方は、最初にオプションを付けておくと安心です。
まとめ
いかがでしたか?
子育て中に運転免許取得することは可能かどうかを徹底的に解説しました。
教習所に申し込む前に、確認してほしいことのおさらいです。
- AT車とMT車のどちらの免許取得を目指すか考える
- 教習所選びは慎重に
- 追加オプションも確認する
運転免許はお金と時間がかかるので、挑戦するかどうか悩んでしまいますよね。
しかし、免許を取得できれば、お子さんとの楽しいドライブ生活が送れるようになります。
1人でも多くの人が、免許取得に前向きになれたら嬉しいです。
コメント